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- 診療案内|宮崎市中村東のきくち皮膚科泌尿器科クリニック|アトピー、頻尿に対応
当院でできること
【当院で可能な検査・治療】
皮膚科
貼付試験、最小紅斑量測定試験、皮膚生検、ダーモスコピー、冷凍凝固術(綿球法、スプレーガン)、電気焼灼術、紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマランプ)、近赤外線照射、低出力レーザー照射、炭酸ガスレーザー、Q’sルビーレーザー、皮膚悪性腫瘍切除術、ABI測定
泌尿器科
超音波検査、尿流量測定、軟性膀胱鏡、干渉低周波治療器(ウロマスター)による尿失禁治療
前立腺がん検診(PSA採血、超音波検査、直腸診を含む)
血尿の健診(超音波検査、軟性膀胱鏡、尿細胞診を含む)
健康保険適応外(自由診療)ですが、形状記憶合金を用いた陥入爪の手術も行っております。男性型脱毛症、EDの薬も取り扱っております(以下、下欄)。また、スキンケアのための院内処方製剤として、ノブシリーズ、ハイドロキノン軟膏などを取りそろえております。
当院ではED治療を行っております。
■EDとは・・・
EDとは、「Erectile Dysfunction」の略で、「性交の際に十分な勃起やその維持ができず、満足いく性交が行えない状態」と定義されています。
EDはストレスなどからくる精神的なものと考える方も多く、精神的、心理的な原因も大きく関係しており、更に不規則な食生活や運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が原因となって起こることも多く、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の方は、EDになる確率が高くなります。現在、EDの症状を改善するためには、内服ED治療薬が最も有効な選択肢と考えられており、決して治りにくい疾患ではありません。
(ED診療ガイドライン【第3版】編集■日本性機能学会/日本泌尿器科学会より)
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■3種類の治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)を処方します。
ED(勃起不全症)については、現在、日本では「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類の薬剤の処方が可能となっています。いずれの薬も作用には個人差や各自の好みもあるので、初めての方は、医師によくご相談ください。予約不要で簡単な問診の上、必要であれば、これらの薬剤の処方をおこないます。女性看護師の立ち会いもなく、性器を診察することもありません。院内処方なので、診療が終わったらすぐに薬をお持ち帰りになれます。バイアグラはいわゆる生活改善剤と言われる薬で、健康保険はききません。薬代の他、別途、初受診料、再受診料も含めて全額自由診療になります。
ED治療薬を服用するにあたっては、必ず医師に服用できるかどうかを確認してもらいましょう。心臓の病気などで硝酸剤(ニトログリセリン)などの服用や、排尿障害や血圧の薬などを服用している場合は、ED治療薬を使用することで有害な副作用が起こる場合があります。また、一緒に飲むことができない薬もあります。
■ED治療薬を処方できない方
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方。
- 心筋梗塞や狭心症の既往がある方。ニトログリセリンを使用している、発作時のために所持している方。
- 心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる方。
- 不安定狭心症のある方、または性交中に狭心症を起こしたことのある方・低血圧の方(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)または治療による管理がなされていない高血圧の患者さん(安静時収縮期血圧170mmHg以上、または最小血圧が100mmHg以上)。
- 上記を理解していればバイアグラ・レビトラ・シアリスは高血圧でも使用できますが、併用禁忌の血圧の薬がありますので注意が必要です。
- 脳梗塞・脳出血や心筋梗塞の既往歴が最近6カ月以内にある方。
- 網膜色質変性症(進行性の夜盲症:学齢期に夜盲で始まり、視野狭窄や視力が低下していく非常に希な病気)と診断された方。
●バイアグラ(ファイザー)1錠(50mg):1,200円(税込)
●シルデナフィル(バイアグラのジェネリック)1錠(50mg):800円(税込)
クエン酸シルデナフィル(sildenafil citrate)は1999年1月に承認をされ日本ファイザー社から同年3月から発売されたED(勃起障害)治療薬で、一般には商標名:バイアグラ(Viagra)という名称が用いられています。PDE-5阻害剤で、勃起を抑える方向に働く物質をブロックすることにより勃起反応の持続力を則すというもの。もともと1990年代前半、狭心症の治療薬として研究・開発が始まり、狭心症への作用はわずかであるが陰茎の勃起を促進する作用が認められたものです。日本では25mg錠と50mg錠が医療機関で処方可能です。
高齢者(65歳以上)の方や、軽度の肝障害のある方(診察時にお伺いします)は、25mgからの服用をおすすめします。
- バイアグラの特徴バイアグラは服用して30分から1時間で効き始め4時間くらい作用します。
- バイアグラは食後に飲むと作用が遅く、うすいので空腹時に飲むか、もしくは食後1時間以上あけて飲んでください。
- 多少の飲酒は問題ありません(深酒状態では作用が落ちたりすることもあります)。
- バイアグラは、催淫作用はありませんので性的刺激を受けて初めて効果があります。飲むだけでは勃起はしません。
- バイアグラの使用は1日1回まで24時間以上あけてください。作用があまりないからといって、バイアグラを勝手に追加して飲んではいけません。
- バイアグラの副作用としては、血圧の低下によるめまいと、顔のほてり、その他には消化不良や、鼻水、鼻づまりなど鼻の症状など。目の充血、動悸などもありますが、どの症状の出方も個人差があります。
●レビトラ(バイエル薬品)1錠(10mg):1,080円(税込)
●レビトラ(バイエル薬品)1錠(20mg):1,400円(税込)
●レビトラジェネリック 10㎎ 1錠: ¥ 900円(税込)
●レビトラジェネリック 20㎎ 1錠: ¥1,000円(税込)
レビトラ(一般名:塩酸バルデナフィル水和物)は、独バイエルヘルスケア社で開発されたED治療薬です。作用機序は、バイアグラと同じく勃起を抑える方向に働くPDE-5を抑えるもの。レビトラの語源は、ラテン語の「男の生命」を意味しています。レビトラ10mgは、バイアグラ50mgにほぼ相当します。
- レビトラの使用については、バイアグラと同じで、性行為の約1時間前に服用してください。ただし、空腹時であれば、20分ほどで効き始めます。服用後レビトラ10mgで5時間くらい、レビトラ20mgで最大10時間くらいは作用が続きます。
- 先天的に不整脈(QT延長症候群)がある方は使用できません。
- バイアグラ、レビトラ、両者の薬理作用には大きな違いはありませんが、個人差のレベルの違いについては何とも言えませんので、いずれかの薬の作用に多少の不満がある方は、他方の薬を試されるのも一つの方法だと思います。
●シアリス10mg(日本新薬)1錠:1,300円(税込)
●シアリス20mg(日本新薬)1錠:1,400円(税込)
●シアリスジェネリック 10mg 1錠:800円(税込)
●シアリスジェネリック 20mg 1錠:900円(税込)
シアリス(一般名:タダラフィル)は、米イーライリリー社で開発さた薬品です。バイアグラ、レビトラとならぶ三大ED治療薬の1つで、国内では、日本イーライリリー社から2007年に発売され、持続時間の長さから『ウィークエンド・ピル』と呼ばれているED治療薬です。
- シアリスは服用して30分くらいで効き始めて、一度吸収されれば36時間にわたって勃起機能改善作用が認められている、唯一のED治療薬です。
- 食事の有無に関わらず服用が可能で、その間の食事もまったく関係なく、性行為はいつでも可能という、今までにない自由度の高いお薬ですので自然体での性行為が可能になります。
- 「刺激をすると勃起する」という作用なので、勃起したままの状態になるわけではなく、射精すればなえ、その後も勃起しやすく持続しやすい状態が長続きします。
注:初診の方は1~3錠の処方から開始させていただきます。
男性型脱毛症(AGA)
■男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)について
男性型脱毛症は成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
AGAは進行性ですので、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り、徐々に薄くなっていきます。
額の生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、これらの混合タイプなどさまざまな脱毛の進行パターンがあります。
■プロペシア(フィナステリド)の作用と作用について
AGA(エージーエー)の脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。フィナステリドは5α還元酵素II型を抑制し、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を阻害して、男性型脱毛の進行遅延作用を示します。
国内では2005年12月に万有製薬株式会社(現MSD株式会社)よりプロペシアが男性型脱毛症の薬として発売され、当院でも開院以来AGAの患者さんの治療薬として処方しております。
またファイザー株式会社が2015年2月にプロペシア(フィナステリド)ジェネリックの製造販売承認を取得いたしました。
MSDのAGA-NEWS「http://www.aga-news.jp/index.xhtml」
■ザガーロ(デュタステリド)の作用について
デュタステリドは2001年にグラクソ・スミスクライン社によって開発された薬で、フィナステリド(プロペシア)と同じように、元々は前立腺肥大症の治療薬として開発されていましたが、開発途中の臨床段階で発毛作用が報告され、独自にそこから発毛薬として研究開発が続けられました。
デュタステリドとフィナステリドの違い
男性ホルモンをDHT(ジヒドロテストステロン)に還元する5α還元酵素という物質は、I型とII型の2種類が存在することが分かっています。この酵素へのアプローチ方法が「ザガーロ」と「プロペシア」との大きな違いです。デュタステリドではI型、II型の両方の5αリダクターゼの阻害作用が期待できます。
GSKの発毛WEB「https://hatsumo-web.jp/」
いずれの薬も副作用として「勃起不全」「リビドー減退」「精液量減少」などが上げられており、女性禁忌の薬剤です。
■男性型脱毛症(AGA)治療薬参考価格
薬剤名 | 用量 | 初受診料 再受診料 時間外 |
税込価格 |
---|---|---|---|
プロペシア (MDS) |
1mg | 2,820円 1,260円 +500円 |
7,360円(税込) |
プロペシアのジェネリック (クラシエ) |
1mg | 4,450円(税込) | |
ザガーロ (GSK) |
0.5mg | 8,380円(税込) | |
ザガーロのジェネリック (東和) |
0.5mg | 6,470円(税込) |